このページでは、カバーピクチャーの実際の制作の流れがより具体的にイメージできるように、実際のクライアントとのやり取りを公開しています。この企画は、株式会社リバネスと共同で行ったものです。同社が発行している産学連携推進マガジン「BioGARAGE Vol.11」(2011年12月号)~「BioGARAGE Vol.16」(2013年3月号)に掲載されています。

第5回 東京工業大学 瀧ノ上 正浩 講師

所属 : 東京工業大学 大学院総合理工学研究科知能システム科学専攻

カバーピクチャーのコンセプト

リポソームなどの材料工学やMEMSなどの発展により人工細胞・人工生命の研究が加速しています。MEMS、流体制御のアプローチから人工細胞の研究を進めている滝ノ上講師の研究テーマを象徴的に表すイラストとして、こだわりの下絵(ポンチ絵)をご用意いただき、それをもとにCG化、ブラッシュアップを行っています。

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第4回 理化学研究所 清水 義宏 ユニットリーダー

所属 : 理化学研究所 生命システム研究センター 無細胞タンパク質合成研究ユニット

カバーピクチャーのコンセプト

タンパク質の自己複製をテーマにイラストの作成を行っています。自己複製を象徴的に表現するために、画家エッシャーの「描く手」をモチーフにして、それを取り囲んで対称な構図で、一連のタンパク質の生成プロセスを描いています。エッシャーの図のように、タンパク質がタンパク質を作り出し、そのタンパク質がさらに…といった循環した構図になっています。

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第3回 同志社大学 脳科学研究科 藤山 文乃 教授

所属 : 同志社大学 脳科学研究科 システム脳科学分野 神経回路形態部門

カバーピクチャーのコンセプト

近年の脳神経科学の研究の進展により、単一のニューロンは以前思われていた以上にネットワークが広範にわたってはりめぐらされていることが、実験的に分かってきました。特に藤山教授のグループでは、それを光学イメージング的な手法で明らかにしており、実際の実験データを参考にしながら、そのニューロンの構造をイラストとして描き出しています。

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第2回 奈良先端科学技術大学院大学 駒井 章治 准教授

所属 : 奈良先端科学技術大学院大学 バイオサイエンス研究科

カバーピクチャーのコンセプト

感光性タンパク質を遺伝子的な手法によってニューロンに埋め込み、光刺激でニューロンに直接的に信号を送る手法というものが急速に注目されています。ここでは、マウスの頭部に光ファイバを埋め込み、選択的にニューロンを刺激することで、ニューロン上の膜タンパクのチャンネルのコントロールを行っている様子を一枚の絵として描いています。

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第1回 大阪市立大学工学研究科 立花 太郎 准教授

所属 : 大阪市立大学工学研究科 化学生物系専攻(化学バイオ工学科)細胞工学研究室

カバーピクチャーのコンセプト

遺伝子の発現、ひいては細胞の分化など、おなじDNAをもつ細胞のその後の運命を決定するのに重要なのは細胞核の動態で、そのうちの一つにクロマチンのダイナミズムがあります。立花准教授の研究では、モノクローナル抗体を用いた光イメージングプローブを開発し、クロマチンのダイナミズムを可視化することに成功しています。このイラストでは、その手法をダイナミックに表現しています。

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